まったくやりきれない(ジョージア州やり直し選挙)

願を立ててから三日目ですでに書くことが無いというのは、いささか早過ぎはしないかと思われるのだが、実際にそのような気持ちになってしまっているので仕方が無い。世に言うブロガーという人はつくづく偉い者だなと思うのである。

しかし、偉い人がいれば、偉くない人もいるのが世の中で、今日の時点で偉くない人の代表といえば、米国の共和党の議員さんであろう。後2週間で自分は負け犬としてホワイトハウスを出なければいけないという事実にたいし、生まれてから一度たりとも忍耐することを教わってこなかった欠陥人物が錯乱するのはわかる。だからといって、保守派として立派な教育をうけた人たちが、その「駄々っ子のわがまま」につきあうこともあるまい。

しかも自分たちの権力の配下にいる碩学の法律家を集めて、自分たちが議員になるための基板となる選挙制度を、叩き、曲解し、詭弁で息の根をとめようとしている。思い出して頂きたい。大統領を否定した選挙は、あなたがたを議員にしてくれた選挙でもあるのだ。それを否定したら、次にあなたが選ばれたとき、選ばれなかった人が、全く同じ事をしかけてくる。その仕掛けが巧妙であればあるほど、あなたはこっぴどくやられるだろう。

ワールドカップが日韓でおこなわれたときに、私たちはずいぶん不思議なゴールを韓国で見たけども、それと同じ事が米国の政治の表舞台でおこなわれている。その不思議の先頭で、大統領にビュンビュン尻尾を振っている第一人者は、テキサス州共和党上院議員だが、この人は2016年の大統領選に立候補したとき、現大統領から予備選の最中に、「うそつき」と罵られ、奥さんの身体的特徴まで揶揄されたのではなかったか。この国に紳士はいるのだろうか?